その後、取材班は暗黒空間の外に弾き飛ばされていた。

執事がこちらの姿を確認し、駆けよってきた。

 

 

執事:

ご無事でしたか!

たった今、奥様があなた方を探しに行けと……。

あれは昔の優しかった奥様……。

やっと元にお戻りになられて……。

ここはもう、危険です! こちらへ!

 

 

そのとき。

一行の頭上に、安らかな笑みをたたえる白い人影が浮かびあがった。

記者の知識が確かならば、それは故・間宮一郎の妻のはずだった。

 

 

執事:

ああ……! やはり、山村さんの言われたとおりに……!

 

記者:

山村さんが……?

 

執事:

そうです。山村さん……こうおっしゃっていました。

あなた方の心の力が……

奥様を案じる、あなた方の気持ちが皆を救うことになる。

そのためなら、たとえ我が身を犠牲にしてでもって。

 

記者:

どういうことです……?

山村さんが、犠牲って?

 

執事:

あの方……

奥様のなされたことに、とても責任を感じておられて……。

 

記者

じゃ……山村さんって……?!

 

 

執事:

さあ、こちらです。行きましょう!

 

 


 


STAFF


Producer Juzo Itami

Planner Hatchan

Tomo

Character Step. M

Fish Man

Takepong

Linda

Bandy

Sakasa Bambi

Hamamura Hamao

Programmer M30

Twilight

Music Gon

Scenario © Probit

Hatchan

Special Thanks Arthur King

Supervisor Kiyoshi Kurosawa

 

 


Presented by CAPCOM

 

 


 

邸は崩れ去り、物語は終わりを告げる……。

 

 

………

……さあ、帰ろう。

あなたの帰りたい場所へ。

彷徨の果てに、あなたは出口を見つけた。

何人が、この屋敷から生きて出られたのだろうか。

 

五人 四人 三人 二人 一人