戦闘中のコマンド
本作は、フィールドすべてが間宮邸という巨大なダンジョン。ダンジョンであるからには、エンカウント率は極めて高い。多発する魔物との戦闘をいかに切り抜けるかが、生還への鍵を握るのだということは、賢明な読者諸兄諸姉ならばすでにお気付きの所であろう。
- 「たたかう」
手持ちの武器でもって攻撃を行う。序盤は当てにならないが、レベルが上がると格段に強くなる。
- 「こころ」
心の力。「こころのちから」と平仮名で書いた方が格好がいい。本作における唯一の攻撃魔法だ。1回で放てる心の力はレベルにより決まっている。一般に「たたかう」よりもはるかに高いダメージを期待できるが、勿体ないので筆者はそんなに使いません。また心の力には敵の特殊攻撃「足をつかむ」「腕をつかむ」を打ち消す効果があり、そのため普段は余計にケチってしまいがち。多機能も考えものだ。
- 「どうぐ」
そのまんまであるが、何の変哲もない通常アイテムが特定の敵に対して高い威力を発揮することがある。人魂に消火器を浴びせて130ダメージほど入った時には思わず爆笑。いろいろ試してみては。
- 「にげる」
これもそのまんま。「にげる」の判定はパーティー全体ではなく、ひとりずつ行われる。成功率は案外高いので、このゲームではかなり重宝するだろう。マップ上を徘徊する敵(歩いて寄ってくる鎧とか)とぶつかって戦闘になった場合は逃げられない、のは常識ですよね?
- 「よぶ」
本作の戦闘で最も重要なコマンド。「よぶ」で別パーティーを呼ぶと、瞬時にマップ画面に切り換わり、呼ばれたパーティーを操作することになる。そして10秒以内に戦闘中のパーティーの元に辿り着けば、一緒に戦闘に参加することができるのだ!
このゲームの戦闘はドラクエIみたいに常に1匹の敵が相手なのだが、こちらは最大5人がかりでボコにするというのがミソだ。卑怯? 相手は人智を超えた化物ですぜ。これくらいハンデだっつーの。
なお、「よぶ」で呼ばれての移動中に使えるコマンドは「どうぐ」だけである。
捜査中のコマンド
シナリオ上重要な拠点で「しらべる」コマンドを使うと、対面型の捜査画面に移行することがある。フレスコ画がその代表例だ。なぜフレスコ画なんぞ調べねばならんのか、今はまァ取材班だから仕事上しかたなくということで納得しておいてほしい。
- 「しらべる」
そのまんま。フレスコ画はいくら調べても何も出てきません。フレスコ画以外のものは、だいたい2回調べると捜査が何かしら進展する。
- 「どうぐ」
説明不要。イベントアイテムの使いどころ。フレスコ画を撮影するには、ここで〈カメラ〉を用いるのだ。
- 「こころ」
こころのちから。本作における唯一の攻撃魔法にして万能のイベントアイテム、エグリゴリにとってのアザゼルであり小公子セディにとってのフルートである。何をしていいか分からないときは、とりあえずこのコマンドを選んでみよう。なにケチケチしなくてもいい。不要なら向こうから「こころのちからは ひつようない!」と親切にも教えてくれるさ。
- 「もどる」
マップ画面に戻る。
対ポルターガイスト戦のコマンド
マップを歩いていると、時たま突然画面が切り換わり「ライトが おちてきた!」などに出くわすことがある。いわゆるポルターガイストというヤツだ。BGMの使い方が上手いので筆者のお気に入りの演出でもある。ポルターガイストには「ナイフ」「銅像」「ライト(シャンデリア。高そう)」「椅子(安物臭い)」の4種があるが、受けるダメージはどれも大差ないし、ダメージ自体3〜10ポイントとそれほど痛くもない。完全な見せ技と言ったところ。
- 「ひだり」・「みぎ」・「ふせる」
よける方向を示す。ヒットするかどうかの判定は入力にかかった時間も考慮に入れて確率処理されているのだろう。落ちてくるライトも「ふせる」でかわせるという理不尽な処理だが。約10秒間入力がないと、自動的にヒットする。
- 「こころ」
こころのちから(攻撃魔法)。ある程度消費すれば、ほぼ確実に対象の破壊が可能。……待てやコラ。