今月のアイテム
通常アイテム
お気に入りの手袋だよっ
ぐんて
今月の拾得数: 1個あゆの外出用定番アイテムのひとつ。ちょっと子供っぽい感じの品だが、防寒性は抜群。おまけに転んでも、手を擦りむかなくてすむ防具として大活躍(?)している。ちなみに祐一とぶつかったときや、涙ぐむときに、手袋をした手を鼻の辺りに持っていくのが、あゆのお決まりのポーズ。また、たい焼きを食べるときでも、はずさないことを考えると、あゆ自身、かなりお気に入りの品と考えて間違いない。
……またやっちまった。エンターブレインの『Kanon』攻略本持ってないと全く面白くないです、ハイ。
屋外マップにおけるダメージ床であるイバラを、安全に通過するためのアイテム。案外「手を擦りむかなくてすむ防具」というのは的を射た表現かもしれない。防具として大活躍するためにはイバラへの進入前に「つかう」を宣言しなければならない、というのは〈あんぜんぐつ〉〈ピッケル〉と同じ原理。しかし、イバラぐらい剣系の武器でもあればやすやす薙ぎ払っていけると思うんですがどうなんでしょうか。さもなきゃ〈ガソリン〉で燃やすとか。
まさか、まさかり? おーのー(シャレ)
まさかり
今月の拾得数: 1個斧系の武器……のグラフィックを使い回すんじゃない。武器欄に入れようとしてまた「こうかんできません。」とか言われちまったじゃねぇか。
障害物の積み木を撤去する、通行用のアイテム。なぜ〈おもいおの〉とかだと撤去できないのか、納得のいく説明が是非欲しい。積み木が障害物として使われてるのは湖畔だけだから、すぐに使い道もなくなるし、敵に対しても「こうかが なかった!」ばっかりなのは案の定。こんなアイテム格納するのにデータ費やすぐらいなら、〈くすりびん〉でも置いときゃいいのに。
スコップでざくざく掘るんだよ
スコップ
今月の拾得数: 1個探し物を見つけるためには、人海戦術を使ってスコップでざくざく掘ればよい――というのはKanonファン(あゆ派)にとってはもはや動かしようのない事実であろう。まぁ、ここでは別に1人でも探し出せるのだが。だいいち捜査画面に参加できるのはたかだか3人だしな。
うぐぅ。しつこいって言うなー。筆者はあゆ派なんだからしょうがないだろ(開き直り)。
探し物が見つかった後にも、来月になって重要な使い所が生じるのでその辺に放り出したりしないこと。
日記のカギを握るカギ
ちかしつのカギ
今月の拾得数: 1個日記の鍵を隠した赤ちゃんの柩があるという、問題の地下室に入るために必要になるアイテム。何を隠そう、今月の探し物だ。
探し物を見つけるためには、人海戦術を使ってスコップでざくざく掘ればよい――というのはKanonファン(あゆ派)にとって……ごめんなさいもうやめます。
うぐぅ、でも地面を掘ったら探し物が見つかるっていうのは本作にも当てはまる事実だよっ。
菊島社長お元気ですか
ボーガン
今月の拾得数: 2個ボーガンという語は英語の辞書には載ってないと思う。絶対「クロスボウ」のほうが正しいはずだ。ちなみにドイツ語では「アルムブルスト」。『銃夢』にいましたねそんなの。
クロスボウは普通の弓術の技量を持たずとも、正確かつ強力な矢を放てる機械装置として、特に中国では早くから発達した武器であり、清代に至るまで実際の戦場に投入されていたと手元の資料にある。
そんな純粋に戦闘のために創造されたような機械だが、本作の〈ボーガン〉というのは何のことはない、ただの〈ロープ〉の上位バージョンである。射程は〈ロープ〉よりも2キャラ長い6キャラ分で、綱の伸びるスピードも速いが、綱渡りとか仲間の救助とかの機能面では全く変わらない。唯一の違いと言えば、よろいにダメージを与えられないことくらいだ。
……なんか違うだろ、それ。
汎用人形決戦兵器
どぐう
今月の拾得数: 1個筆者の出は奈良県なので考古学博物館みたいな所には何度か行ったが、こんな土偶は見たことがない。日本史専攻の友人に今度訊いてみようと思う。
〈どぐう〉は別名「地下への道を示すもの」。せっかく〈ちかしつのカギ〉を手に入れても、地下室の扉が見つからなければ話にもならないわけで、それへの経路を示す重要アイテムというわけだ。
またこの〈どぐう〉、実は間宮夫人の怨念の力に拮抗しうる、聖なる霊力を秘めた間宮一郎秘蔵のマジックアイテムなのである(と思う。映画版では山村老人秘蔵のアイテムだった)。ゆえに戦闘時に使うことにより、ありとあらゆるモンスターに対してその霊力はダメージとなって顕現するのだ! 〈しょうかき〉はせいぜいひとだまといきりょうくらいしか斃せない汎用人魂決戦兵器だが、こちらの〈どぐう〉はまさに「汎用人形決戦兵器」の名にふさわしい。
そう、〈どぐう〉と言うからには、たとえどんなにグラフィックがアレでも、人の形を象っているはずなのだから。
今月登場する既出のアイテム しょうかき
てつのぼう
ロープ
くすりびん今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
武器ネタが尽きたというわけではないのだろうが、今月は新しい武器が登場しない。〈ボーガン〉がなぜ武器にならないのか、幼い頃『ソードワールド』でクレインクイン・クロスボウ(滑車を使って弦を引っ張る方式の、クロスボウの親玉)の圧倒的威力に酔いしれた経験のある筆者としては、是非制作陣をとっ捕まえて訊いてみたい所だ。
今月登場する既出のアイテム ながいけん
おもいおの今月の拾得数: 2個
今月の拾得数: 1個
今月のモンスター
つちおとこ・ゾンビ版
ふらんしたい
つちおとこの色違い。向こうは赤色の吐血をしていたが、こちらは緑色。さしずめつちおとこはブラッド版で、ふらんしたいはゾンビ版といった所だ。腐乱死体という割には、つちおとこより顔色がいいような気がする(吐血が緑色の時点で問題外か)。
脳までは腐っていないのだろうか、ふらんしたいの攻撃はワンパターンではない。通常攻撃はもちろんのこと、「目を見開く」で呪いをかけ、「毒液を吐く」で猛毒を浴びせてくる。「足をつかむ」をやってこないのが不思議でならないが。
一応〈てつのぼう〉がよく効くが、そのためだけに〈てつのぼう〉なんぞ持ち歩くのはアイテム欄のムダ以外の何物でもない。
関係ないが、緑色の血っていうのは確かにゾンビっぽいけどそんな色ありえねェよなァ……と思ってたら、何かの病気の症状でそういう色の出血が現れることがある、というのをどこかで読んだことがある。思わず吐き気を催した、怖がりの筆者であった。
ボ、ボク、こういうデザインは、ちょっと…
ゾンビ
湖畔から出てくる、今月全般の難敵。まずデザインからして難敵だ。醜く肉腫で覆われた身体は、アニメーションしないのが唯一の救い。是非コイツにも、夜中にプレイして遭遇してみて下さい。
ゾンビ系にはありそうな話だが、めったやたらタフな奴である。斃せずに焦っているうちに、通常攻撃でどんどんダメージを奪われるというのがパターン。「目を見開く」で呪いをかけてもくるが、それならむしろ1ターン稼げてラッキーというべきだろう。
〈あおいライト〉がよく効く、とは言うものの……こんな所まで後生大事に二月のアイテムを持ってくるような奴がいたら会ってみたいものだ。どうも今月の敵は、戦闘で通常アイテムに頼るという姿勢に反省を促したいらしい。
ちなみに、まぁRPGの敵モンスターということで歩き回る限りコイツは無限匹出てくるわけだが、一体どこの誰をぶち殺してそんなにたくさん死体をこさえたのか、という疑問を呈してはならないぞ。
……とまで書いて今気づいたのだが、ゾンビなら多分死なないから、斃しても斃しても一定時間で復活しているのかもしれない。実際に敷地内にいるゾンビは2・3匹かそこらで、不死の力により貧乏臭く使い回してるのだろう。間宮夫人も所詮は主婦というわけさ。
今月登場するその他のモンスターの皆さんナタおとこ