「屋敷を荒らす愚か者とは、俺達のことかもな」

六月 巌窟の章:
今月のアイテム&モンスター


今月のアイテム


通常アイテム

橘敬介を意識してみました。……ってこれ『AIR』の正規ユーザーしか分からねぇネタぢゃねえか。 葵にローソクを……とかばっかり言ってっから彼女できねんだっつの。
あおいローソク

今月の拾得数: 2個

謎の蝋燭。



そういえばチートイツのことを「2コ2コ」と俗称するらしいが、そう呼んでいる奴を見たことがない筆者は麻雀初心者。 ダブルロックをこじ開けろ
2コのカギ

今月の拾得数: 1個

スティーブン・セーガル主演の……ってそりゃ刑事ニコ(誰も知らねえ)。なーんて言ってる筆者は実はニコちゃん(=ニコラス・ケイジ)のファン。

エミの〈カギ〉じゃビクともしない扉は間宮邸には数多いが、その中で最も納得がいくのが「2コのカギのとびら」だろう。しかるべき器械があれば鍵の材質が金だろうが鉄だろうが開きそうなものだが、鍵が2個必要なタイプの錠をピック一つで破るのは、まずもって物理的に不可能なのだから。

英語で "double-lock" というと「厳重に戸締りをする」という比喩であるように、間宮邸の中でも特に厳重な戸締りが要求される場所に「2コのカギのとびら」は用いられているのだ。……そう、賢明な読者諸兄諸姉はすでにお気付きの所であろうが、すなわち間宮夫妻の部屋に。


佐祐理 「あははーっ! 佐祐理はお金持ちですからー! ルビーみたいな宝石のでき損ない、佐祐理にはホンのはした金で買えちゃいますよーっ!」
舞 「……悪趣味」
佐祐理 「佐祐理は寝ころんでても、各界からお父様にカネが流れ込んできますからねー」
舞 「……成金だから、使い途が下品」
佐祐理 「ふぇ? 舞ー、何か言った?」
舞 「……別に」 間宮一郎の趣味が解らん
ルビーのゆびわ

今月の拾得数: 1個

間宮一郎の遺品の一つ……ってコレ、誤植じゃありません。間宮「夫人」じゃなくて「一郎」なんです。本当です。

男が指輪をはめるというのは、筆者なんかにしたら女衒かジゴロの人が女に貢がせて持ってるか、あるいはその筋の人が装身具兼凶器として装着するくらいの用途しか思いつかないのですが、そんな筆者の発想が貧困なんでしょうか。つくづく筆者は間宮のダンナの趣味を理解しかねる。

ダンナの趣味はさておくとすると、この指輪は無いと困る重要アイテム。夫人の部屋の門番を騙して、顔パスならぬ指輪パスするという欺瞞装置だ。

……ここの召使いも、金目の物しか目に入らんのか。


佐祐理 「あははーっ! 佐祐理は大富豪ですからー! ヒスイごとき、佐祐理にはドブ川の石コロ程の価値もありませんよーっ!」
舞 「……ひどい比喩」
佐祐理 「佐祐理の小遣い半日分あれば、まさにドブをさらうように買えちゃいますねー」
舞 「……小滝川流域(ヒスイの名産地)住民の皆さんに申し訳ない」
佐祐理 「はぇー? 舞って、偽善者さんだったんだー?」
舞 「……露悪家よりはましだから」 間宮一郎の趣味が解らん
ヒスイのゆびわ

今月の拾得数: 1個

間宮一郎の遺品の一つ……ってコレ、誤植じゃありません。間宮「夫人」じゃなくて「一郎」なんです。本当です。

男が指輪をはめるというのは、筆者なんかにしたら女衒かジゴロの人が女に貢がせて持ってるか、あるいはその筋の人が装身具兼凶器として装着するくらいの用途しか思いつかないのですが、そんな筆者の発想が貧困なんでしょうか。つくづく筆者は間宮のダンナの趣味を理解しかねる。

ダンナの趣味はさておくとすると、この指輪は無いと困る重要アイテム。夫人の部屋の門番を騙して、顔パスならぬ指輪パスするという欺瞞装置だ。

……ここの召使いも、金目の物しか目に入らんのか。

って、〈ルビーのゆびわ〉のときも、同じようなこと言ってたっけ? うぐぅ。


今月登場する既出のアイテム
くすりびん
はりがね
まっち
クッキー
ポラロイド
ほうき
ロープ
ボーガン
ピッケル
今月の拾得数: 6個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 1個
今月の拾得数: 2個


武器

どうでもいいが「ひかる」と「へきる」は発音がチト似ている。 ひかる?おーのー(しつこいって)
ひかるおの

攻撃力: 102 - 35     今月の拾得数: 2個

もう第何弾になるのか分からないが、またぞろ投げやりなネーミングの武器。いい加減にしろとも言いたくなるが、じゃあ「シャイニングアックス」とか「ゴールデンアックス」とかいうネーミングならいいのか、と言われると答に窮する所だったり。

とは言うものの、この武器の投げやりな所は実はネーミングだけである。数値データは〈ぎんの けん〉に次ぐ高性能を誇り、対生物・対霊体ともに優れた威力を発揮することだろう。〈ひかるナイフ〉もそうだったが、〈ひかる〜〉シリーズはバランスの取れた強力武器。言わば獅堂光のような正統派メインヒロインタイプであり、へきるファンの筆者にとっては嬉しい配慮。

……はァ。いつもながら何の話をしてるんでしょうね、筆者は。


〈かがやくやり〉は大したことないけど、《輝く季節へ》(『ONE』EDテーマ)は名曲です。 投げやりなネーミング
かがやくやり

攻撃力: 82 - 20     今月の拾得数: 2個

ちょっとウケました。何にって、そのネーミングに。

「ひかる」だけじゃ芸が無いからということで、苦肉の策で「かがやく」を起用してみたという事情がうかがい知れる。なかなか微笑ましい努力というべき所だろう。

しかし残念なことに武器としては中途半端な性能(確かに先月の武器よりは強いのだが)で、あまり喜んで装備するようなものではない。ネーミングに気を遣っても、装備してもらえなければそんな武器は存在しないのと同じである。惜しいなぁ。



今月のモンスター


祐一 「それにしても栞、どうして逆さなのにそのストール落ちないんだ?」
栞 「お姉ちゃんから貰ったストールだから、です。宝物なんですよ」
……愚問だったな。

まさかさかさまそうささかさまさ
さかさゾンビ

天井からぶら下がっている緑色のゾンビ。色的にはゾンビのゾンビ版と言った所。間宮邸に張り巡らされた罠にかかり、逆さに吊るされ命を落とした者たちの亡骸だという。命を落とした後も、腐敗しきった躯には悔恨のみが残り、囚われの身のまま行き場を失った怨みは死者に安らぎを与えず、兇行へと駆り立てる。

……プレイヤーが出会うブービートラップに、そんな逆さ吊りになるような類のはないのだが、間宮邸は見下ろし型の2Dダンジョンだからそこは勘弁してやるしかない。この環境では落とし穴は表現できても、逆さ吊りなんぞ表現不可能だろう。

色使いなどを見るとかなり気持ち悪くはあるのだが、レギュラーのゾンビの絵を無理矢理ひっくり返したため左腕を切断しないと画面に入りきらなくなったという辺り、結構マヌケというか微笑ましかったりする。

特殊攻撃は「目を見開く」による呪いくらいしか持っておらず、性能的には単純にゾンビのパワーアップ版だ。攻撃力は高いが、心理的にそうインパクトのあるものではない。〈どぐう〉〈すいしょうだま〉といった汎用*型決戦兵器などで手早くいなしてしまおう。


佐祐理 「あははーっ! 佐祐理は億万長者ですからー! 総銀製の甲冑一領揃えることに何の造作もありませんよーっ!」
舞 「……お金だけはあるから」
佐祐理 「カネとは重力に逆らうがごとく、常に下から上へと吸い上げられるものですからねー」
舞 「……親の威光が大きい」
佐祐理 「所詮、民草は佐祐理に財をむしり取られるためだけに存在するんですよー」
舞 「……すでに支配者気分」
佐祐理 「あははー。 舞、褒めてくれてありがとーっ」
舞 「……褒めてない」

値段いくらすんだよ……
ぎんのよろい

財産家の間宮一郎のことだから恐らくマジで純銀で造っていることだろう。値段と電気伝導率のやたら高そうな敵だ。

「銀騎士の回廊」で、またぞろガシャガシャと派手な音を立てて練り歩いている奴がいるが、今度はどうのよろいではなくこちら、ぎんのよろいの方。接触すると戦闘に突入するほか、普通にマップを歩いていても出現する。

どうのよろいはせいぜい殴るしか能のないでくの坊だったが、ぎんのよろいはそれよりはかなり知性的で、銀の電気伝導性を活かして(←違う)光を放つことにより金縛りをかけてくる。また、なぜかしにがみやスケルトンと同じく「風を起こす」能力をも備えており、戦闘が長引けば危険は格段に増すだろう。

「風を起こす」で恐怖にとり付かれることもあるのだが、そのメカニズムは未だ解明されていない。

どうのよろいと同じ〈ロープ〉がかなりの効果を有するとは言うものの、〈ボーガン〉がある今こんな所まで後生大事に〈ロープ〉を持っている用事はない。やはりここも汎用*型決戦兵器の出番だろうか。

それにしても、古来より魔除けの意味を込められ〈ぎんのナイフ〉〈ぎんの けん〉に使われてるような銀という金属が、簡単に間宮夫人の魔力に屈して強力モンスターとして登場するというのはどうかと思うなぁ……と、こんな細かいことを気にするのは筆者が元TRPGプレイヤーの証拠。


狼 「あぅーっ!」
祐一 「ほら出てきたじゃないか名雪! 詐欺だ! 誇大広告だ!」
名雪 「人聞き悪いよ〜」
祐一 「これは、名雪が針千本だな。今なら増量期間中で〈かがやくやり〉だ!」
名雪 「そんな大きいの飲めないよ……」
祐一 「だったら俺の下半身にそそり立つ黒光りする槍をだな……がふぅっ!?」
言い終わらぬうちに、背後から繰り出された白刃の一撃が祐一の左胸を貫いていた。
名雪 「わっ、すごいよ。刺さってるよ」
祐一 「舞、俺の冗談はいつもじゃないか……いきなり殺るこたないだろ……」
舞 「……私は、下品な男を討つ者だから」

狼 「あぅー、真琴の出番……」

日本中どこ探したって、狼なんか出ないよ
おおかみ

出るんです名雪さん。間宮邸という、人間の常識が通用しない空間では。

ニホンオオカミはすでに絶滅種のはずだが、住み処を追われた動物達の怨霊までもが間宮夫人の霊力によって呼び覚まされたのか(いや、おおかみは生物系モンスターなんだけど)、やっぱりRPGの敵だけあって歩いている限り無限匹出現する。グリーンピースもビックリだ。

性能的にはさかさゾンビと同じような調子で、きょうけんの単純な色違いパワーアップ版。噛まれると猛毒に冒され、〈ハンマー〉が効くという所まで忠実に再現している。今月の敵の中では割と弱い(スケルトンのほうが強いんじゃないの?)ので、深く考えずに強力な武器で総攻撃をかければいいだろう。



今月登場するその他のモンスターの皆さん

スケルトン


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